バリ角総合研究所

なんのためにポケモンをするのか

【PJCS2021ライブ大会及びネット予選】マリタンザン滅び

こんにちは、バリヤード角中です。

今回は、7月18日に名古屋で開催された、ポケモンジャパンチャンピオンシップス2021で使用した構築を紹介します。

 

 

といっても、リバティノート様にあるこちらの構築とほぼそっくりの構築となっているので、選出や試合等の動きを詳しく書いていこうと思います。

 

構築

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実績

ポケモンジャパンチャンピオンシップス2021ライブ大会 1勝4敗 19位

ポケモンジャパンチャンピオンシップス2021本戦 10勝4敗 レート1574 17位

てるるんチャレンジ決勝トーナメント 2回

Pokemon Asia VG Association top8

レート1900↑ 3回

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構築経緯及び使用経緯

構築経緯(Santiの要約を含む)

  1. ブリザポスを最大限トリル下で活用するために、ゴチルゼルの特性影踏みを使用
  2. ゴチルゼルトリックルームの補佐にガオガエン、特性影踏みとの相性が良い、滅びの歌を使えるマリルリ
  3. マリルリアクアジェット蒸気機関コンボを狙えるセキタンザン
  4. セキタンザンとの攻撃面の相性は言わずもがな、猫だましやフィールドの回復も魅力的なゴリランダー

 

使用経緯

  1. 2021年2月に開催されたてるるんチャレンジ(ダブルバトルの大会)より、半年以上この構築を使い続けており、立ち回りに関しては自信があったから。
  2. ポケモンジャパンチャンピオンシップス本戦で使用し、予選を抜けれたから。
  3. マリルリとセキタンザンの組み合わせは日本人が好んで使用するものではなく、メタの対象外となると考えたから。
  4. マリルリがかわいいから。

 

個体解説

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本家からの変更点: なし。

初手にマリルリタンザンを出した時に、相手はダウンロードで攻撃が上がります。

アクアジェットのダメージ最小のため攻撃個体値0、滅びの歌で最後に倒れたいため最遅個体を使用しました。

ガオガエン、カプレヒレ、ウーラオス水悪、ゴリランダーに強いです。

 

「歌う」の採用理由

マリルリを無視できないようにするため。(例:マリルリタンザンで歌うダイウォール)

どうしようもないときに逆転するため。

 

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本家からの変更点: 性格を臆病→控え目にしました。

理由は日本人はセキタンザンを使わないため、同速勝負は回避できると考えたからです。

火力が無いので控え目特攻252、追い風下の100族を抜ける準速まで素早さに振りました。

海外だと特攻を削って耐久にがっつり割いたセキタンザンがいるらしいです。

 

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本家からの変更点: 素早さを環境に合わせて早くしました。

守ると挑発

相手のガオガエンの挑発と捨て台詞を止めるために挑発を打ちたかったが、滅びの詰めで必要となる「守る」を優先しました。

 

素早さライン

本家とは素早さラインが違います。

環境に応じて素早さ93~99の間で微調整してました。

2~3月頃はずっと素早さ99のガオガエンを使っていましたが、挑発を採用していない個体だと素早さを上げる意味がイマイチ分からなかったので、本番は95にしました。

素早さは当日の朝まで悩んでいました。

 

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本家からの変更点: 努力値の配分を変更しました。

素早さを準速バンギ抜き、攻撃を最大、残りを耐久に回しました。

 

ウッドハンマーの枠

大会直前まで、とんぼがえり、10まんばりきと悩んでいました。

とんぼがえりの場合、サイクルを回すときの立ち回りが容易になり、10まんばりきの場合、ダイマックス技の選択肢が広がり、炎タイプへの打点になります。

とんぼがえりを使用しなくともサイクルを回せると判断、炎タイプに対しては他のポケモンで対処可能と判断し、草タイプで最大打点となるウッドハンマーを採用しました。

 

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本家からの変更点: なし。

猫だましのダメージを最大にするため攻撃個体値は31です。

 

手助けと催眠術

手助けの枠は催眠術でもいいかもしれませんが、手助けとダイマックスゴリランダー、セキタンザンで攻めていくときや、手助けと攻撃±0ブリザポスのダイアース、ナックルでガオガエンを1発で処理する動きに軍配が上がりました。

 

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本家からの変更点: なし。

モロバレルや鬼火、不意の事故防止のためにラムの実を持たせました。

トリックルームを展開せずに攻めていく展開があるため、素早さ実数値を50に設定しました。

 

選出及び立ち回り

この構築は主に4つの選出パターンがあります。()内は体感の使用割合です。

①初手からf:id:kakunakavgc:20210729120619p:plainf:id:kakunakavgc:20210729120633p:plainf:id:kakunakavgc:20210729120645p:plainダイマックスして数的有利を取り、f:id:kakunakavgc:20210729120723p:plainの滅びの歌やf:id:kakunakavgc:20210729120746p:plainf:id:kakunakavgc:20210729120645p:plainで詰める選出。(25%)

f:id:kakunakavgc:20210729120825p:plainf:id:kakunakavgc:20210729120723p:plainで2体を滅ぼし、後発からf:id:kakunakavgc:20210729120619p:plainf:id:kakunakavgc:20210729120633p:plainf:id:kakunakavgc:20210729120645p:plainを通す意地悪な選出。(15%)

③サイクルを回して相手のダイマックスを枯らし、f:id:kakunakavgc:20210729120619p:plainf:id:kakunakavgc:20210729120633p:plainf:id:kakunakavgc:20210729120645p:plainを通す丁寧な選出。(50%)

ランドロスに楽に勝ちたいときにする選出(10%)

 

以下、具体的な選出例と仮想敵、立ち回りを記します。

 

選出パターン①

仮想敵: 明らかにセキタンザンが対処不可能な相手、滅多にいないけど

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立ち回り: セキタンザンで暴れます。

初手からダイマックスしてもいいですし、トリック等を警戒する場合は一旦セキタンザンをゴリランダーに交換してもいいです。

 

仮想敵: バナコーポリ2、ブリザポスが止まらなさそうなとき

f:id:kakunakavgc:20210729120825p:plainf:id:kakunakavgc:20210729120633p:plain+f:id:kakunakavgc:20210729120723p:plainf:id:kakunakavgc:20210729120746p:plainorf:id:kakunakavgc:20210729120645p:plain

立ち回り: ブリザポスで暴れます。

ダイマ技、手助けダイマ技、トリルダイマ技など、相手がケアできない選択肢を複数押し付けれるのが強みです。

H振りダイマックスフシギバナは手助けダイアイスで確定一発です。

 

仮想敵: オーロンゲ+何か(カプレヒレやウーラオス等、草技が等倍以上の相手)、Bo3の2戦目以降でよくする。

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立ち回り: 初手猫+キョダイコランダでオーロンゲを処理、2ターン目もキョダイコランダで数的有利を取り、滅びの歌で詰めて勝ちます。

この選出を多用する場合、ゴリランダーのウッドハンマーを10まんばりきに変更したいです。

 

選出パターン②

仮想敵: セキタンザンへの解答がこの指とまれ+トリックルームなど、圧力の無い初手が予想されるとき

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立ち回り:

初手: 滅び+セキタンザンをゴチルゼルに交換。

2ターン目: マリルリガオガエンに交換+ゴチルゼルは守る。

3ターン目: ガオガエンが味方に捨て台詞を打ちながら、ゴチルゼルマリルリに交換。場にはゴチルマリルリが並ぶ。

4ターン目: 両守るでも良し、ゴチルを動かしてマリタンザンを並べるも良し、相手は滅ぶ。

またアドリブで、相手が挑発をしてきそうなときなどは

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と選出し、1ターン目から猫だまし+滅びの歌を打つパターンもあります。

 

選出パターン③

仮想敵: 対エレキランド、ダイマックスを枯らしたら勝てそうなとき、よくわからんとき

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立ち回り: 1ターン目に、マリルリ歌いながらゴリラに交換、あるいはガエンゴリラに両方交換のどちらかの選択肢をとり、相手のダイマックスを枯らします。

2ターン目以降は守るを駆使して上手く立ち回りましょう。

場にマリルリセキタンザン、裏にガエンかゴリラ生存の盤面が作れたら殴って勝ちです。

 

仮想敵: 相手が何を出してくるか分からないとき

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初手は青赤緑の3体から2体を選択してください。

立ち回り: マリルリガオガエンの場合、ねこだまし+歌うや捨て台詞+守るでタンザンを並べる動きができます。アドリブが多すぎて自分でもよくわかってない。

 

選出パターン④

仮想敵: ランドロスあるいは悪戯ボルトロスさえ処理すれば、セキタンザンが止まらなさそうなとき

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立ち回り: 1ターン目に猫だまし+つらら落としを打ち、絶対にランドロスを倒します。ゴチルザポスの前で守るランドはやめてください。

その後はマリルリとセキタンザンを並べ、ダイマックスして暴れて勝ちです。

 

その他

  • セキタンザンとブリザポス、どちらをダイマックスさせたら勝てるかを考えましょう。
  • マリルリセキタンザン、ゴチルゼルブリザポス、滅びの全てに対応する初手を出すことは概ね不可能なので、相手に選出択を押し付けられていると自信を持ちましょう。(ガオガエン、特防が高いグロスがちょっときつい)

  • トリル下でセキタンザンを通す動きも強いです。
  • 6体全員が守るを持っているので、なんとかなります。
  • マリルリの歌うを当てないと解決できないときもありますが、祈りましょう。
  • 常に丁寧なプレイングをすることは大事ですが、無理矢理セキタンザンをダイマックスさせることが勝利に結びつくことがあります。

 

立ち回りの参考用に、自分のプレイが映っている動画を3つピックアップしました。

ぜひ見てください。

 

全国大会終了直後の配信(5勝1敗) 良かったらチャンネル登録してください。

 

てるるんチャレンジでのBo3

 

ポケモンジャパンチャンピオンシップス(対戦は2:00:40~)


最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。

自分はこの構築が好きで、この構築で勝ちたいと思い、最後まで使い続けました。

最終的に結果が伴わなかったことは残念ですが、後悔は全くありません。

 

去年の3月にLukamirというアメリカのプレイヤーの試合を見て、彼のように強くなりたいという一心でポケモンに取り組んでいました。

幸運にも来年の世界大会Day1の権利を獲得できたので、もっと練習を重ねて強くなりたいです。

 

YouTube不定期ですが動画投稿や配信をしているので、良かったらチャンネル登録してさい。

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